婚活を始めて、だいぶ経つ。初めは、素敵な出会いの向こうに幸せな結婚が待っているような、ふわふわとした心持でいたような気がする。しかし、何人もの異性に会っても、「結婚」に結びつかない。なぜだろう。なぜだろうと考えるうちに次々と疑問がわいてくる。
婚活は、不動産物件探しと似ている。「いい物件がありますよ」と間取り図と見せられるように、異性を紹介される。そして「見てみます??」という感じで引き合わされる。そこで、思う。「完璧な物件はない」と。では、どうやって決めるのか。家賃なのか、間取りなのか、立地条件なのか、日当たりなのか、デザイナーズマンションがいいのか・・・。困ってしまう。なぜか。それは、自分のなかで、優先順位が決まっていないからだ。あれもこれも、と思ってしまう。つまり、自分のことがわかっていないのだ。婚活を成功させる(言い方があまりよくないけれど)には、自分と対話し、自分にとってなにが一番大切かということを掴んでおかなければならない。そうでなければ、婚活の迷路から出られないと思う。そして、それを理屈ではなく感性で掴むことができたら、なおいいのではないだろうか。
と書いていて思う。物件探しのような婚活をして、昼食時の吉牛のような回転で異性と出会って、そこに「愛」はあるのだろうか。いや、そもそも婚活に「愛」は必要だろうか。結婚に「愛」は必要だろうか。っていうか、「愛」ってなーに-???究極は、そこなのかもしれないな、と思う。
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